実は私たちの生活は海外から輸入したり、輸出されているものに囲まれています。
ワクチンやいろいろなお菓子、毎日使うスマホや車のパーツ、
電化製品等、たくさんの手続きを経て輸出入されているのです。
IASではその手続きに関する業務を総称して「貿易事務」と呼んでいます。
国際貨物の流れ
-
貨物手配の
受付 -
スケジュール
調整など -
運送伝票
データの送信 -
輸出通関・
輸送 -
輸入通関・
配送 -
輸送費の
精算
フォワーダー(Forwarder)って?
フォワーダーとは、貨物運送事業者のことであり、例えばメーカーなどから貨物を預かり、他の業者の運送手段(船舶、航空など)を利用し国際輸送を引き受ける事業者を指します。
航空輸送を得意とする業者をエア・フレイト・フォワーダー(フォワーダー)、海上輸送を得意とする業者をNVOCC(非船舶運航業者、Non Vessel Operation Common Carrierの略、NVと略されることもある)と呼ぶこともあります。
IASで働く社員のキャリアプラン
貿易事務で専門知識を習得!
語学力を活かせる!
貿易に必要な書類の作成と確認
輸出・輸入に関連する書類は一般的に「貿易書類」と呼ばれます。
海外の商品やサービスの取引には、文化や商取引に関する習慣の違いや長距離の輸送など、高いリスクが伴います。そのため、多くの書類と手続きが必要となります。
- 輸出する品物の種類、数量、価格、代金の支払い方法などが明記された「商業送り状(Invoice)」
- 輸出する貨物の個数や重量、容積などが記載された「梱包明細書(Packing list)」
- 貨物の引渡しに必要となる「船荷証券(B/L・Bill of Lading)」
- 代金の支払い、回収に関する「信用状(L/C・Letter of Credit)」「為替手形(Bill of Exchange)」
貿易事務では、このような数多くの書類の作成や内容確認、送付などを行います。
正確な書類を作成や関係者とのやり取りするためには、内容を理解できる専門知識が必要となります。
また貿易書類の多くは英語で書かれているため、英文書類を理解・作成できる英語力が求められます。
出荷・輸送・通関などに必要な手配
輸入や輸出を行う時の品物の輸送には、とても多くの会社が関わります。
就業する会社によって、出荷依頼やトラック、船、飛行機などの輸送手配、輸入通関の手配などさまざまな業務を任されることがあるでしょう。
お客様までトラブルなく品物を届けるために、業務の正確さやコミュニケーション力の高さも必要になります。
日々発生する海外企業との英文でのメールのやり取りをコレポン(=Correspondenceの略)といいますが、ビジネス英語を使用し、丁寧かつ迅速な対応が求められます。
出荷と納入の管理
貿易事務のお仕事は、貿易書類作成、輸送や通関の手配をするだけではありません。
就業する会社によって、ご注文を受けた品物の量、納期のデータを専用システムへ登録したり、倉庫や自社工場にある在庫の量をチェックする業務もあります。品物がお客様の元に確実に届く様に管理するのも、貿易事務の大切な仕事です。
天候の影響などにより輸送が遅れる場合は、スケジュールの再調整や代替案の提案などを行うこともあります。
輸送する飛行機や船の予約変更や、関係部署と連携し、お客様のもとへ到着するまで責任をもって対応します。